KaniSka
イラン系のクシャーナ王朝の3代目の王で「迦膩色迦(かにしか)」と音写される。
おそらく紀元後2世紀頃(一説、(在位)129-152(頃))、中央アジアと北インドを支配し、その領内では、イラン、インド、ギリシア-ローマなどのさまざまの文化が融合し、仏教など諸宗教が栄えた。いわゆるガンダーラ美術の隆盛もこの治世の前後とされる。
王は仏法を保護し、その治下にヴァスミトラ(Vasumitra)らの高僧によるいわゆる第4回仏典結集が行われたとされるが、史実は明らかではない。