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かにしかおう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

カニシカ王

KaniSka

 イラン系のクシャーナ王朝の3代目の王で「迦膩色迦(かにしか)」と音写される。

 おそらく紀元後2世紀頃(一説、(在位)129-152(頃))、中央アジアと北インドを支配し、その領内では、イラン、インド、ギリシア-ローマなどのさまざまの文化が融合し、仏教など諸宗教が栄えた。いわゆるガンダーラ美術の隆盛もこの治世の前後とされる。

 王は仏法を保護し、その治下にヴァスミトラ(Vasumitra)らの高僧によるいわゆる第4回仏典結集が行われたとされるが、史実は明らかではない。