1.「完全な」という意味の形容詞、もしくは「完全に」という副詞として使われる。
具足の道を聞かんと欲す 〔法華経方便品〕
2.「道具」と言う意味で使われることもある。
仏滅後、如来の法を紹隆したまへる教・禅の宗師、皆同じく戒相を具足したまへり 〔夢中問答 下〕
およそ仏道修行には,何の具足もいらぬなり 〔明恵遺訓〕