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げんぜりやく

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

現世利益

 現世に息災延命等の利益を得ること。眞宗の教義に故さらに現世の利益を祈ることは許されないのだが、専修念佛の行者には念佛の徳として自ら現世の利益を獲得すると云う。
 『観念法門』に説く現生の利益、五種増上縁の第二に「護念得長命雑上縁」とある。また『教行信証』三末に説く現生の十種利益の第一に「冥衆謹持益」とあり、『淨土和讃』に「現世利益和讃」がある。いずれも現世の利益を證明している。