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さんぜ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

三世

「三際」(さんさい)ともいう。過去現在未来の3つをいう。

 「世」とは「遷流」という意味である。有為の事物は一刹那も留まらず、生じ了れば直ちに滅する。よって来生を未来世として、生じ了るのを現在世とし、滅し了るのを過去世とする。すなわち、事物の遷流する上において三種の時間を仮に立てるものであり、事物を離れて別に時間と言うものが実体するものではない。

 また、三世に、時に就くと、法に就くとの2種類がある。

  1. 時の経過する三世であれば、過去を前とし未来を後として過現未と次第する。十二縁起の順がこれである。
  2. の生起する三世であれば、未来を前として過去を後とする。未現過の順となる。事物の生起が未だ生じていないのが「未」、已でに生じて「現」、後に滅する「過」と次第するからである。例えば、未至を前路と呼び、已往を後路と名付けるようなものである。