自我
存在の本体
存在するもののそれ自らの本体、それそのもの。自体・自物・自性・自相・自己・自本性などと並記されている。
- 因縁あるが故に転変なしとは、一切法は各々、自体・自我・自物・自性・自相に住して転変あることなきを謂う。
- 自体在とは一切法は各々、自体・自我・自物・自相・自己・自本性の中に住するを謂う。
自己
ātman (S)
自己。自己という存在。原語はātmanであるが、これは「我」と訳される場合が多い。
- 宿住念は無体を念ずとせんや自我を念ずとせんや。
他我・自我
他我に対する自我。自己という存在。
- 汝が所説の我は是れ自我にして他我に非ずと説くべからず。