クシナガラ

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Kuzinagara कुशिनगर

古代インドの十六大国の一つで、マッラ人の首都。

 釈尊がこの地の沙羅双樹の間に臥(ふ)して入滅したので、仏教四大聖地の一として尊ばれている。仏典によれば、人々は釈尊の遺体を荼毘に付し、ここに塔を建てて祀(まつ)ったと伝える。

 法顕玄奘が訪れたころにはすでにさびれていたが、精舎・僧院や塔があり、仏陀の涅槃像が安置されていた。

 現在のウッタル・プラデシュ州のカシア(Kasia)という町に古い仏塔があり、ここから涅槃塔(ただし最初のものではない)であることを証する銅板が発見され、これが仏陀入滅の古址(こし)であると考えられている。

注:サンスクリット文献には、通常「kuzinagarii」という女性型で出てくる。おそらく、その方が優雅に響くからであろう。なお、現地では「kuziinagar」と言う。