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デーバナーガリー

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

インドの文字で、古代インドの文字であるブラーフミー文字の系統に属する。8世紀ころ、ラージャスターン、マールワー、マトゥラー、ガンジス川中流域を中心に形成され、9世紀ころから広く普及し始め、10世紀以降、シッダマートリカー SiddhamaatRkaa文字に取って代わるようになった。
汎インド的性格をもつようになると、その名に〈デーバ(神)〉が付けられ神聖化されるようになった。
現行デーバナーガリー文字によって、ヒンディー語、マラーティー語といった言語人口のかなり多い近代インド諸言語が表記されるほか、長く古典語サンスクリットの文字ともなっており、その点でインドの文字言語における重要な媒体であるといえる。

字体はサンスクリット語にサンプルがある。