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阿弥陀如来他の衆生を利益なさる故に利他と云ふ。常楽我浄の四徳欠目なく満足する故に円満と云ふ。〔円乗〕 | 阿弥陀如来他の衆生を利益なさる故に利他と云ふ。常楽我浄の四徳欠目なく満足する故に円満と云ふ。〔円乗〕 | ||
− | + | 利他は他力の異名。如来回向の証果なり。円満とは涅槃の四徳欠目なき証果を顕はす。妙位とは仏果をさすなり。〔皆往〕 |
2023年1月25日 (水) 16:41時点における最新版
利他圓滿之妙位
仏が衆生を救いたもう利他のはたらき(すなわち他力)がまどかに完成したすぐれた位。
- しかれば大聖の真言、まことに知んぬ、大涅槃を証することは願力の回向によりてなり。還相の利益は利他の正意を顕すなり。ここをもつて論主(天親)は広大無碍の一心を宣布して、あまねく雑染堪忍の群萌を開化す。〔証巻、p.335〕
浄土の菩薩が利他なさるる還相廻向の用大。〔円乗〕
阿弥陀如来他の衆生を利益なさる故に利他と云ふ。常楽我浄の四徳欠目なく満足する故に円満と云ふ。〔円乗〕
利他は他力の異名。如来回向の証果なり。円満とは涅槃の四徳欠目なき証果を顕はす。妙位とは仏果をさすなり。〔皆往〕