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一念多念

 一念義多念義のこと。またこれらをめぐる教学論争を一念多念の諍論などという。一念義は、浄土往生は信心ひとつで決定する、または一声の称名で決定するとし、その後の称名を軽視する。多念義は、一生涯、数多くの念仏を称え、臨終来迎をまって浄土往生が決定すると主張する。
 一念義と多念義の論争は、法然の存命中からみられ、その示寂後も続いた。法然の門下である隆寛は『一念多念分別事』を著して、一念や多念に偏執してはならないと諭した。
 親鸞の門下にもこの論争が生じており、親鸞は、隆寛の『一念多念分別事』を註釈した『一念多念文意』を著し、また『御消息』第41通〔p.804〕などで、一念多念の争いが誤りであることを示している。