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かんぎょうしょ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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観無量寿経疏

中国浄土教の大成者である善導の著した主著であり、それまでの浄土教の教学者の『観無量寿経』解釈を一新したものである。日本では、ことに法然がこの書に着目し、教学の根幹となっている。

構成

4巻で成り立っており、それぞれに

  1. 玄義分(げんぎぶん) 観無量寿経の意義を述べており、最初に「帰三宝偈」といわれる偈頌を置き、七門に分けてこの経典に対する見方を示す。
  2. 序分義(じょぶんぎ) 観無量寿経の序分(序説)の注釈
  3. 定善義(じょうぜんぎ) 正宗分中の定善十三観についての注釈
  4. 散善義(さんぜんぎ) 正宗分中、九品段・得益分・流通分・耆闍分について注釈し、後跋を付している。

と名づけられており、四帖に分けられている所から『四帖疏』とも呼ばれている。