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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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paramaaNu (skt.) 原語は、極限の微粒子という意味。「極微塵(ごくみじん)」の略。
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<big>paramāṇu</big> (S) 原語は、極限の微粒子という意味。「極微塵(ごくみじん)」の略。
  
 最も微細なもので、これ以上分割できない最小の実体。原子に近い。1極微は分けられないが、7極微が集合すれば「微塵(みじん)」となって厚さをもつ。このとき、地・水・火・風の4元素([[しだい|四大]])があり、それぞれ堅さ(堅(けん))・潤い(湿(しゅう))・熱さ(煖(なん))・動き(動(どう))という特質を持つという。一般には微塵とあまり変わらずに使用されている。
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 最も微細なもので、これ以上分割できない最小の実体。原子に近い。1極微は分けられないが、7極微が集合すれば「微塵(みじん)」となって厚さをもつ。このとき、地・水・火・風の4元素([[しだい|四大]])があり、それぞれ堅さ([[けん|]])・潤い([[しゅう|湿]])・熱さ([[なん|]])・動き([[どう|]])という特質を持つという。一般には微塵とあまり変わらずに使用されている。

2020年5月21日 (木) 17:10時点における最新版

極微

paramāṇu (S) 原語は、極限の微粒子という意味。「極微塵(ごくみじん)」の略。

 最も微細なもので、これ以上分割できない最小の実体。原子に近い。1極微は分けられないが、7極微が集合すれば「微塵(みじん)」となって厚さをもつ。このとき、地・水・火・風の4元素(四大)があり、それぞれ堅さ()・潤い(湿)・熱さ()・動き()という特質を持つという。一般には微塵とあまり変わらずに使用されている。