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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

 
(四縁)
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==四縁==
 
==四縁==
すべての原因を4種に分類したもの。「縁」は、ここでは原因の意味。
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すべての原因を4種に分類したもの。「[[えん|縁]]」は、ここでは原因の意味。
  
# '''因縁'''(いんねん)<br>直接的・内的原因。
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# [[いんねん|因縁]]<br>直接的・内的原因。
 
# '''等無間縁'''(とうむけんねん)(次第縁)<br>前の心が滅することが次の心を生じさせる原因となること。
 
# '''等無間縁'''(とうむけんねん)(次第縁)<br>前の心が滅することが次の心を生じさせる原因となること。
 
# '''所縁縁'''(しょえんねん)(縁縁)<br>認識の対象が認識を起こさせる原因となること。
 
# '''所縁縁'''(しょえんねん)(縁縁)<br>認識の対象が認識を起こさせる原因となること。
 
# '''増上縁'''(ぞうじようえん)<br>前の3種以外のすべての原因が含まれる。<br>他のものが生ずるのに積極的に力を与える場合(有力(うりき)増上縁)と、他のものが生ずるのを妨げないことが原因になるという消極的な場合(無力(むりき)増上縁)の2種がある。
 
# '''増上縁'''(ぞうじようえん)<br>前の3種以外のすべての原因が含まれる。<br>他のものが生ずるのに積極的に力を与える場合(有力(うりき)増上縁)と、他のものが生ずるのを妨げないことが原因になるという消極的な場合(無力(むりき)増上縁)の2種がある。

2006年5月27日 (土) 18:35時点における版

四縁

すべての原因を4種に分類したもの。「」は、ここでは原因の意味。

  1. 因縁
    直接的・内的原因。
  2. 等無間縁(とうむけんねん)(次第縁)
    前の心が滅することが次の心を生じさせる原因となること。
  3. 所縁縁(しょえんねん)(縁縁)
    認識の対象が認識を起こさせる原因となること。
  4. 増上縁(ぞうじようえん)
    前の3種以外のすべての原因が含まれる。
    他のものが生ずるのに積極的に力を与える場合(有力(うりき)増上縁)と、他のものが生ずるのを妨げないことが原因になるという消極的な場合(無力(むりき)増上縁)の2種がある。