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しけん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

四見

」の心所としての「」。広く認識作用のことをいい、真理を見るという修行法としての意味もある。この「見」を4つに分けた言葉。

智度論の四見

復四種の見あり。世間常と世間無常と、世間亦常亦無常と、世間亦非常亦非無常となり。我及び世間の有辺無辺も亦た是の如し。〔智度論7〕

華厳の四見

外道の所見、四見を出でず。
一に「計一」。数論師、因中有果を計す。因果不異の故に計一と名く。
二に「計異」。勝論師、因中無果を計す。因果不同の故に計異と名く。
三に「計亦一亦異」。勒娑婆論師、因中有果を計し亦た因中無果を計す。有無変計する故に亦一亦異と名く。
四に「計非一非異」。尼犍子、因果亦是一に非ず亦是異に非ずと計す。故に非一非異と名く。〔華厳経疏3〕

また、凡夫常楽我浄の四顛倒を四見という。