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しゅえ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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修慧

修所成慧

bhāvanā-mayī prajñā (S)

 禅定を修することによって得る智慧。三慧聞慧思慧修慧)の一つ。聞・思・修の三慧と定・念・精進との関係をいえば、定根を以って聞慧を成就し、念根を以って思慧を成就し、精進根を以って修慧を成就する。

 聞慧に由るが故に未了義に於て能く正しく解了し、思慧に由るが故に未善決定の義に於て能く善く思惟し、修慧に由るが故に諸の煩悩を断ず。
 等持を修するに依って生ずる勝慧を修所成慧と名づく。

三種修法

 三種の修行のありよう(修戒修定修慧)の一つ。智慧を修する修行。八支聖道との関係でいえば、正見正思惟正精進修慧という。

三種修法、謂、修戒・修定・修慧。(中略)正見正思惟正精進、名為修慧。〔瑜伽師地論15、T03-355a〕

四修

 四つの修(修身・修戒・修心・修慧)の一つ。慧において貪欲を離れ、煩悩を断じて平安になること。

 云何修慧。答、若於慧已離貪欲、潤嘉渇。又無間道能尽無色貪、彼於此道已修已安。〔阿毘達磨大毘婆沙論123、T27-642a〕