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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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(初地)
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 [[ぼさつ|菩薩]]の五十二位のうちの十地の第一をいう。[[かんぎじ|歓喜地]]に同じ。[『観無量寿経』T12-345c〕
 
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 もし衆生あって、厚く善根を集め、諸の善行を修め、よく助道の法を集め、諸仏を供養し、諸の清白の法を集め、善知識に護られ、深広の心に入り、大法を信楽し、心多く慈悲にむかい、好んで仏智を求めるならば、このような衆生はよく阿耨多羅三藐三菩提心(無上正真道意)をおこすであろう。一切種智を得るがための故に(為得一切種智故)、十力を得るがための故に(為得十力)、大無畏を得るがための故に‥‥菩薩はこのような心をおこすのである。この無上正真道意すなわち無上道心をおこすとき衆生は直ちに凡夫地をこえて菩薩位に入り、菩薩道を展開する身となる。これを歓喜地('''初地''')に入るという。〔十地経、T10-500b〕

2021年10月13日 (水) 11:57時点における版

初地

ādibhūmi, prathama-bhūmi, prathamā・・・・bhūmiḥ (S)

 菩薩の五十二位のうちの十地の第一をいう。歓喜地に同じ。[『観無量寿経』T12-345c〕

 もし衆生あって、厚く善根を集め、諸の善行を修め、よく助道の法を集め、諸仏を供養し、諸の清白の法を集め、善知識に護られ、深広の心に入り、大法を信楽し、心多く慈悲にむかい、好んで仏智を求めるならば、このような衆生はよく阿耨多羅三藐三菩提心(無上正真道意)をおこすであろう。一切種智を得るがための故に(為得一切種智故)、十力を得るがための故に(為得十力)、大無畏を得るがための故に‥‥菩薩はこのような心をおこすのである。この無上正真道意すなわち無上道心をおこすとき衆生は直ちに凡夫地をこえて菩薩位に入り、菩薩道を展開する身となる。これを歓喜地(初地)に入るという。〔十地経、T10-500b〕