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しりょうい

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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資糧位

資糧道」「資糧地」に同じ。

 修行の5種の段階(五位)の最初の段階。さとり(無上正等菩提)に至るためのたくわえを集積する段階。この資糧に2つあり、福徳資糧と智慧資糧の2つのたくわえを集める修行段階をいう。

 〈唯識〉では、さとりを得ようと発心してから、乃至、唯識と言う真理を深く信じ理解するに至るまでの段階をいう。真理を見て真実に解脱する状態におもむく過程、解脱に順ずる過程であるから「順解脱分」ともいう。

何等資糧道。謂諸異生所有尸羅。守護根門飮食知量。初夜後夜常不睡眠。勤修止觀正知而住。復有所餘進習諸善。聞所成慧。思所成慧。修所成慧。修習此故得成現觀解脱所依器性    〔阿毘達磨集論5、T31-682b〕
論曰。從發深固大菩提心。乃至未起順決擇識求住唯識眞勝義性。齊此皆是資糧位攝。爲趣無上正等菩提。修習種種勝資糧故。爲有情故勤求解脱。由此亦名順解脱分。此位菩薩依因善友作意資糧四勝力故於唯識義雖深信解而未能了能所取空。    〔成唯識論9、T31-48b〕