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しんぎょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2022年7月13日 (水) 10:29時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (信楽)

心行

 心は念念に遷流するものあるから心行と言う。又善悪の所念を心行と云ふ。

 仏、かの心行を知るが故の為に、大乗を説く。〔法華経方便品 T09-0008a〕
 広く法網の目を施し、心行の鳥を捕える。〔摩訶止観5、T46-0059b〕
 弥陀の回向成就して 往相・還相ふたつなり これらの回向によりてこそ 心行ともにえしむなれ〔高僧和讃 曇鸞讃 p.583〕
浄土真宗では、ことに親鸞聖人が微妙な使い方をしている。TYU:心行

信行

 法行に対す。自ら聖法に依て行ずるを法行と云ひ。他の教を信じて行ずるを信行と云ふ。即ち信行は鈍根にして聞慧を成じ、法行は利根にして思慧を成ず。

教門は信行の人の為に、観門は法行の人の為にす。〔妙法蓮華經玄義 T33.0806a〕

信楽

 浄土真宗親鸞の解釈では、『無量寿経』の第十八願三心の一つであり、三心はこの「信楽」の一心に摂まる。
 阿弥陀仏の本願の生起本末を聞いて疑わない心をいう。他力の信心のこと。

至心・信楽・欲生と 十方諸有をすすめてぞ 不思議の誓願あらはして 真実報土の因とする 〔浄土和讃 p.566〕
ことに三一問答などに詳しい。TYU:信楽