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じょうどもん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

淨土門

  • 「門」というのは、他と区別する(差別、シャベツ)の意味である。

 「聖道門」と区別して「浄土門」と言う。詳細は二門にある。

 阿弥陀仏の本願を信じ、それにすがって極楽浄土に生まれ、さとりを得ようとする教えと実践。他力門。
 釈尊の教えを二種に分類したもので聖道門と対比され、他力門として浄土教で主張する。〔選択集、T83, 1c〕〔教行信証〕

身心を放下して三界六道の中に希望する所ひとつもなくして往生する願ひなり。〔一遍上人語録〕

 聖道門を「為聖の教え」とし、浄土門を「為凡の教え」とする。ところが、天台宗では浄土を同凡とみるので、「凡聖同居士」と見る。
 しかし、浄土は真如法性のさとりの境界なので、浄土門は「同凡の教え」ではない