凡夫が自己と世界との真相を知らないで、永遠に存在し(常)、楽しみであり(楽)、自由な主体をもち(我)、きよらかである(浄)、とする誤った見解(四顛倒)の内容。
涅槃(さとり)の徳は、絶対の永遠であり(常)、楽しみであり(楽)、能動的な自在者であり(我)、きよらかである(浄)こと。これを四徳または涅槃の四徳という。