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ずいめん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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随眠

anuzaya (skt.)

 原語は、内心に潜む悪に傾こうとする力を意味し、広くは煩悩一般を表すことばである。
 特に唯識派でいう随眠とは

有情に随逐し蔵識に眠伏せり    〔成唯識論(9)〕

と語義解釈されるように、常に身心につきまとい、阿頼耶識の中に隠れひそんでいる煩悩の種子を意味する。煩悩がそのように阿頼耶識の中に眠っている位を「随眠位」と呼んで、これに対して煩悩が具体的に働く位を「纏位(てんい)」(paryavasthaa)とよんで区別している。