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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

(第一義諦)
(第一義諦)
 
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 この原義から、後には広く「最も重要で根本的な意味」をさすことになる.
 
 この原義から、後には広く「最も重要で根本的な意味」をさすことになる.
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;: 仏法中に二諦有り。一は世諦、二は第一義諦。世諦を為すが故に衆生有りと説く。第一義諦を為すが故に衆生無所有を説く。   〔智度論38〕

2019年12月17日 (火) 19:18時点における最新版

第一義諦

paramārtha (parama最高の,artha対象・意味)

 最もすぐれた道理、究極の真理をさす。この意味で「第一義」「真諦」「勝義諦」と同じ。

 言語表現あるいは言語習慣を意味する「世俗諦」に対立し、ことばによっては捉えられない究極の真理、すなわち真如涅槃に相当する。

 この原義から、後には広く「最も重要で根本的な意味」をさすことになる.

 仏法中に二諦有り。一は世諦、二は第一義諦。世諦を為すが故に衆生有りと説く。第一義諦を為すが故に衆生無所有を説く。   〔智度論38〕