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てんじき

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2018年7月23日 (月) 18:48時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (転識)

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転識

pravṛtti-vijñāna (S)

 潜在的な根本心(阿頼耶識)から転じて生じた顕在的な7つの識(眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識・末那識)をいう。現行識ともいう。
 転識と阿頼耶識とは相互に因となる。すなわち阿頼耶識は転識を生じる因となり、転識は阿頼耶識のなかに種子を植えつける因となる。

略して二つの識あり。一には阿頼耶識、二には転識なり。阿頼耶識は是れ所依にして転識は是れ能依なり。
阿頼耶識と諸の転識とは互に縁性と為りて転ず。
阿頼耶識は先世に造れるところの業行を因と為し、眼などの転識は現在世に於て衆縁を因と為して生ず。