rāga रग (S)
財物などをむさぼり求め、飽くことのないこと。単に「貪」ともいう。 煩悩の中でも最も強いものであるから、諸悪の根源と考えられる三毒(三不善根)の一つ、あるいは六根本煩悩の一つに数えられる。 なお欲界にある貪欲を「欲貪」といい、色界・無色界(上二界ともいう)にある貪欲を「有貪」という。