操作

にち

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

二智

1.如理智
 佛・菩薩の真諦に如(カナ)う実智。あるいは根本智無分別智、正体智、真智、実智ともいう。
2.如量智
 佛・菩薩の俗諦の事量に如う智である。あるいは後得智有分別智俗智徧智ともいう。
 此の二智に二種の相有り。一は無著、二は無礙なり。無著と言うは衆生界の自性清浄を見て、名づけて無著と為す。是れ如理智の相なり。無礙とは、能く無量無辺界に通達す、故に是れを無礙と名づく。是れ如量智の相なり。    〔仏性論3〕
 真如に縁ずる故に是れ無分別なり。余境に縁ずる故に後得智に摂む。其の体是れ一にしてに随って二に分かつ。俗に了することは真を証するに由るが故に説いて後得と為す。    〔成唯識論10〕
 前の真の見道をば根本智に摂む。後の相の見道をば後得智に摂む。    〔〃 9〕