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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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anyaḥ prakāraḥ (S)
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<big>anyaḥ prakāraḥ</big> (S)
  
 二つのものをくらべて、一つをやめて他を存立すること。別のものと認めること。
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 二つのものをくらべて、一つをやめて他を存立すること。別のものと認めること。しばしば、反対語である「[[よだつ|与奪]]」と対に使われる。
  
 
 真宗では教化方法の一つとしてみている。[http://labo.wikidharma.org/index.php/%E5%BB%83%E7%AB%8B]
 
 真宗では教化方法の一つとしてみている。[http://labo.wikidharma.org/index.php/%E5%BB%83%E7%AB%8B]

2021年5月31日 (月) 10:35時点における最新版

廃立

anyaḥ prakāraḥ (S)

 二つのものをくらべて、一つをやめて他を存立すること。別のものと認めること。しばしば、反対語である「与奪」と対に使われる。

 真宗では教化方法の一つとしてみている。[1]

瓶が破すれば瓶に非ざるが如く。是の如く蘊の息すめば應に蘊に非ざるごとし。彼、處界に於いて例えば應に成失なるべし。是の如く已に説く。諸の蘊を廢立すべし。    〔倶舎論 T29-5b〕
是諸相好行相利益廢立等事。諸文不同。然今三十二略相多依2大般若1。    〔往生要集 T84-55b〕