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ひゃっぽう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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百法

 唯識の所説。100種の存在の構成要素。次の100種をいう(百を五つのグループに分けることから五位百法という。これに対して有部では75種を立てることから五位七十五法という)。

(Ⅰ)心王(8)。 眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識・末那識・阿頼耶識。
(Ⅱ)心所(51)。

(i)遍行(5)。 触・作意・受・想・思。
(ii)別境(5)。 欲・勝解・念・定・慧。
(iii)(11)。 信・慚・愧・無貪・無瞋・無礙・勤・軽安・不放逸・行捨・不害
(iv)煩悩(6)。 貪・瞋・癡・慢・疑・悪見。
(v)随煩悩(12)。 忿無慚無愧
(vi)不定(4)。 悔・眠・尋・伺。

(Ⅲ)(11)。 眼根・耳根・鼻根・舌根・身根・色境・声境・香境・味境・触境・法処所摂色。
(Ⅳ)不相応行(24)。 得・命根・衆同分・異生性・無想定・滅尽定・無想事・名・句・文・生・老・住・無常・流転・定異・相応・勢速・次第・方・時・数・和合・不和合
(Ⅴ)無為(6)。 虚空無為・択滅無為・非択滅無為・不動無為・想受減無為・真如無為。 (参考)〔『百法明門論」、T31.855b~c〕