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ふじょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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不定

 戒律の用語で、不定法二条は、比丘が女性と人のいない場所に坐していた場合の罪である。

  1. 屏処不定  屏処とは部屋の中などのように、他から隠れた場所の場合である。婬も行いうるし、触女人、麁悪語などの僧残罪にもなりうる場所である。この場合には、発見者の証言によって、波羅夷か僧残のどれかの罪が決まる。
  2. 露処不定  広場などで可婬処ではないが、麁悪語などの僧残は犯しうる場所である。しかし単に露処に女人と坐しているだけならば、波逸提罪になる。この場合も発見者の証言によって、僧残か波逸提かが決められる。女人と無人処に坐していることは、それだけで戒律を破る意志があるわけであるので、本人比丘の申し立てよりも、発見者の証言が重んぜられる。そのために、坐しているということだけでは、罪が決まらないので「不定」という。