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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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不和合

asāmagrī (S)
 不相応行の一つ。さまざまな因と縁とが結合しないという状態を生ぜしめる原理。不和合性ともいう。

 僧破の体は是れ不和合性なり。無覆無記にして心不相応行薀の所摂なり。

asāmagrya (S)
 結合しないこと。同時に存在しないこと。たとえば現在と過去と未来との三世は同時に存在しないことをいう。

 衆縁が不和合なり。
 福と非福と不動との三業の三は、現在と過去と未来との三世の三は、身業と語業と意業との三業の三は、更互に相望めて不和合なり。
 寿と煖と識との三は和合して不和合に非ず。

vyavahita (S)
 近くに存在しないこと。隔たっていること。

 覚悟分別とは、不和合にして不現前の境に於て貪欲の纒に纏縛さるるを謂う。