1巻。大正蔵第51巻 No.2085。具名『高僧法顕伝』。法顕伝とも呼ばれる。
法顕は399年、中国を出てインドに仏教教団の現況を視察して、414年に帰国した。その間の見聞を記録した書物が『仏国記』である。
当時インドには、小乗を学ぶ寺、大乗を学ぶ寺、大小兼学の寺の3種があり、それぞれ学徒を多勢擁していたことなどを伝えており、当時のインドの状況を知るのに大切な記録である。