anta-grāha-dṛṣṭi (S)
極端に考える見解。自分の死後は無になると考える見解(断見)と死後も有りつづけると考える見解(常見)とをいう。あやまった五つの見解(有身見・辺執見・邪見・見取見・戒禁取見)の一つ。辺見ともいう。
辺見は必ず身見に依って起こる
於所執我我所事、執断執常、名辺執見。 〔倶舎論19、T29-100a〕
辺執見、謂、即於彼随執断常、障処中行出離為業。 〔成唯識論6、T31-31c〕