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出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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ジャータカ(jaataka)の訳。闍多迦、闍陀伽、闍陀と音写し、本起(ほんき)とも訳し、また本生、本生談、本生経、生(しょう)ともいう。<br>
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ジャータカ(jātaka)の訳。闍多迦、闍陀伽、闍陀と音写し、本起(ほんき)とも訳し、また本生、本生談、本生経、生(しょう)ともいう。<br>
 
 [[くぶきょう|九部経]]、[[じゅうにぶきょう|十二部経]](即ち原始仏教経典の基本的な型)の一。自らの述懐の形式により、仏が遠い過去世において鹿、兎、王など種々の生を受け、[[しゅじょう|衆生]]うのためにわが身を犠牲にして[[くぎょう|苦行]]を修め、この苦しい[[ぼさつぎょう|菩薩行]]が因となって今生において仏となったことを説こうとする、仏の前生物語をいう。
 
 [[くぶきょう|九部経]]、[[じゅうにぶきょう|十二部経]](即ち原始仏教経典の基本的な型)の一。自らの述懐の形式により、仏が遠い過去世において鹿、兎、王など種々の生を受け、[[しゅじょう|衆生]]うのためにわが身を犠牲にして[[くぎょう|苦行]]を修め、この苦しい[[ぼさつぎょう|菩薩行]]が因となって今生において仏となったことを説こうとする、仏の前生物語をいう。
  
 
 パーリ小部中の本生、漢訳の生経などがそれである。
 
 パーリ小部中の本生、漢訳の生経などがそれである。

2017年9月25日 (月) 15:46時点における最新版

本生譚

ジャータカ(jātaka)の訳。闍多迦、闍陀伽、闍陀と音写し、本起(ほんき)とも訳し、また本生、本生談、本生経、生(しょう)ともいう。
 九部経十二部経(即ち原始仏教経典の基本的な型)の一。自らの述懐の形式により、仏が遠い過去世において鹿、兎、王など種々の生を受け、衆生うのためにわが身を犠牲にして苦行を修め、この苦しい菩薩行が因となって今生において仏となったことを説こうとする、仏の前生物語をいう。

 パーリ小部中の本生、漢訳の生経などがそれである。