paJcavargika-vinaya (skt.) 三十巻
法顕がセイロンで化地部の律を得たが、これを訳出しないうちに亡した。その後、慧厳や竺道生などが、金陵に来た佛陀什に請うてこれを訳し、423年に翻訳を完了した。
これは『十誦律』『四分律』『摩訶僧祇律』と比べると、分量が少ない。条文の説明も簡略であるために広く研究されなかった。
これは弥沙塞部(mahiizaasaka)、すなわち化地部の律である。