ごみょう
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
五明
paJca vidyaa-sthaanaani
「明」は知識・学問というほどの意味で、学芸を五つのカテゴリーに分類したものの総称である。
- 声明(zabda-vidyaa) 「声」はことば、言語の意。ことばに関する学問、すなわち言語学、特に文法学をいう。
- 因明(hetu-vidyaa) 「因」は原因、理由の意。主張とその理由との関係を考察する学問、すなわち論理学
- 内明(ないみょう)(adhyaatmavidyaa) もとは形而上学であるが、中国・日本では他の宗派・学派とは異なった自派固有の学問、すなわち教理学をいう
- 医方明(いほうみょう)(vyaadhi-cikitsaa-vidyaasthaana) 広い意味での医学。この中には薬学のほか呪術なども含まれる
- 工巧明(くぎょうみょう)(zilpa-karma-sthaanavidyaa) 建築・工芸などの造形の学をいう。