操作

しつ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2023年2月17日 (金) 20:14時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「=嫉= <big>īrṣā: īrṣyā</big> (S)  随煩悩心所の一つ。<br>  ねたみ。自己の名利をもとめるあ...」)

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

īrṣā: īrṣyā (S)

 随煩悩心所の一つ。
 ねたみ。自己の名利をもとめるあまり他人の繁栄をねたむ心をいう。憂いを生じ心を不安隠にする働きがある。嫉妬ともいう。

 嫉、謂、於他諸興盛事、令心不喜。〔倶舎論21、T29.0109b〕
 心懐染汚、不憙他栄故、名為嫉。〔瑜伽師地論89、T30.0802b〕
 云何為嫉。殉自名利、不耐他栄、妬忌、為性、能障不嫉、憂慼、為業。謂、嫉妬者、聞見他栄、深懐憂慼、不安隠故。〔成唯識論6,T31.0033b〕