操作

なんかいききないほうでん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

2007年12月4日 (火) 09:54時点におけるマイコン坊主 (トーク | 投稿記録)による版

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

南海寄帰内法伝

『大唐南海寄帰内法伝』『南海寄帰伝』などとも呼ばれる。4巻、唐・義浄著。大正蔵 第54巻

 義浄が南海の室利仏逝(zriivijaya)国にあって、インド遊学中に親しく見聞した比丘比丘尼の生活をまとめ、691年、中国での弘通(ぐずう)を願って大津禅師に託し長安に送った書である。
 本文は40章からできており、食事・洗浴の作法をはじめ修行の実際、師資(師弟)の道などがおさめられている。

 義浄はもっぱらナーランダー寺(那爛陀寺)にいたが、「大乗は中観瑜伽の2派で、菩薩を礼拝し大乗経を読むが、生活のありようは小乗とさほど変わらない」と伝えている。