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まかそうぎりつ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

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摩訶僧祇律

mahaasaMghika-vinaya (skt.) 四十巻

 『摩訶僧祇律』40巻は、法顕佛駄跋陀羅と共に西紀416年から418年の間に訳した。

招来と翻訳

 法顕は中国に律蔵が完備していないのをなげき、律を求めて六十歳を過ぎてから、インドへ399年に出発した。しかし北インドでは、律は暗記されており、写本がなかったので、ついに中インドのパータリプトラまで来て、ここで僧祇律の梵本を得た。
 これを写得し、さらにセイロン化地部の律をも得て、414年に広州に帰来した。しかし、その間に『十誦律』と『四分律』とがすでに訳されていた。
 法顕はそれにめげず、直ちに僧祇律を訳した。

 近年に至って、チベットの僧院から、摩訶僧祇律の梵本のかなりの部分が発見され、公刊されている。

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