むいほっしん
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無為法身
無為(asaṃskṛta)は原因によって作られたのではない、したがって変化しないものをいう。
法身(dharma-kāya)は真理としての仏身をいい、色身(rūpa-kāya) すなわち生身としての仏陀に対する。
あらゆる制約を超え、色もなく形もない、真理そのものとしての仏身を無為法身という。
ただし無為法身という云い方はインドで発展した、仏陀の二身説(法身・色身)、三身説(自性身・受用身・変化身、あるいは、法身・報身・[けしん|化身]]ともいう)と直接結びつく術語ではなく、むしろ、曇鸞が法身を法性法身と方便法身とに分けた、その前者に近い概念であろう。
『大乗涅槃経』が涅槃を有為と無為との2種に分けるのと関係があるかもしれない。