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くしょうがけん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

倶生我見

 自己は存在するとみる見解のなかで、生まれると同時に先天的に身についている見解。人間から動物に至るまで持っている見解。末那識(潜在的な自我執着心)の働きによって生じる我見。2種の我見(倶生我見・分別我見)の一つ。「倶生薩迦耶見」ともいう。

 倶生我見、謂、下至禽獣等亦能生起。〔『瑜伽師地論』86、T30-779c〕