しゅくじゅう
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
宿習
pūrva-abhyāse, abhyāse-vidhāna-yoga (S)
過去の習い。前からの習慣。前世において身につけ習ったもの。宿世からの習慣。過去世から窯じきたった煩悩の潜勢力。宿世の習いぐせ。前世よりの煩悩の残り気。また前の世で教えを聞いたこと。以前の習慣的な思考。
〔倶舎論〕〔瑜伽師地論、T30-363c〕〔観無量寿経、T12-345a〕
「abhyāse」は「abhi+√as」と分解できる。これは「実行する・反復する・練習する」という意味である。
「pūrva」は、「前に・より昔の・以前に」とある。