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ほくせい

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

北斉

Bei-qi; Pei-ch'i
中国の南北朝時代の北朝の一王朝(550~577)。

 北斉王朝は東魏の実権者高歓(神武帝)によって事実上築かれたが、形式的には高歓の第2子高洋が天保1(550)年東魏の孝静帝に位を譲らせ、帝位について国を斉と号し、鄴(ぎょう)に都したのに始る。国号は斉であるが、南斉と区別してこの名で呼ばれる。
 山西、河北、山東を根拠地とし、その政策は鮮卑中心主義が大きく打出されていたが、中国的な貴族制もやや形式的ながら維持された。一時は国力も充実していたが、のち北周の武帝によって滅ぼされた。