10巻、梁・僧伽婆羅訳、天監元年(512)。 異訳:阿育王伝7巻。西晋・安法欽訳
阿育王の事跡および摩訶迦葉(マハーカーシャパ)から優波麹多(ウパグプタ)までの諸師についての説話を含む。両訳には多少の差異がある。その内容の半分ほどはディヴヤ・アヴァダーナの中に含まれ、またアヴァダーナ・シャタカ、アショーカ・アヴァダーナおよび他の漢訳仏典(例えば雑阿含経)にも部分的に含まれている。それらについてプシルスキーの研究がある。