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あすら

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

阿素洛

asuraの音写。旧訳は阿修羅

 6つの生存のありよう(六趣)の一つ。諸天と戦闘する存在。この語に対して

  1. 天ではない
  2. 端政(容貌が端正である)ではない
  3. 天に近いが天と同類ではない

の3つの解釈があるが、ふつう1の解釈にもとづいて「非天」と意訳される。
 天趣のなかに含めて別に趣として立てない説もある。仏法を守護する八部衆の一つ。

契経唯説有五趣故。問、何故名阿素洛。答、素洛是天、彼非天故、名阿素洛。復次、素洛名端政、彼非端政故、名阿素洛。以彼憎嫉諸天令所得身形不端政故。復次、素洛名同類、彼先与天相近而住、然類不同故、名阿素洛。〔『婆沙』172、T27-868b〕