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いんえんとく

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

因円徳

 如来の三つの円徳(因円徳果円徳恩円徳)の一つ。如来をさとりに至らしめた原因の卓越したすばらしさ・偉大性をいう。
 つぎの四つの修行のありようをいう。

  1. さとりに至るためにたくわえるべき資質(福徳と智徳の2資糧)を余すことなく身につける。
  2. 非常に長い期間(三大阿僧企耶劫)にわたって修行する。
  3. 倦怠することなく常に修行しつづける。
  4. 学ぶべきことを尊重して修行する。

〔『倶舎』27、T29-141b〕