因明において、因の体となるもの。 つまり、有法の上に具する義にあって立者敵者の共に許す事件を云ふ。「声無常」の宗を立てる場合に声論師及び仏教者はともに同じく「有り」と許す所作の義であり、これはすなわち因の体である。