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うこんじん

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

有根身

sa-indriya-kāya (S)

 感覚器官()を有する身体。色根(真の感覚器官である正根)と根依処(原子・分子・細胞などから構成される器官)から成り立つ。
 〈唯識〉は、有根身は、阿頼耶識から作り出され、阿頼耶識が認識しつづけている対象(所縁)の一つであると説く。

 有根身者、謂、諸色根及根依処。〔『成唯識論』2、T31-10a〕
 身者総名。身中有根、名有根身。〔『成唯識論述記』3本、T43-324a〕