操作

おんじょうじ

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

園城寺

山号は長等山(ながらさん)、通称は御井寺・三井寺(みいでら)、延暦寺の山門に対し寺門・寺ともいう

 天台寺門宗総本山。大津市園域寺町。
 674年〔天武天皇2年)弘文天皇皇子大友与多王の創建を、859(貞観元)円珍が再興して延暦寺の別院とし、ついで別当職を長吏と改めた。円仁門徒と争った円珍(智証大師)門徒は、993(正暦4)延暦寺を去って本寺を根拠としたため、1O81(永保元)に山門徒のために全焼し、その後も延暦寺や武士に焼討されたのが当寺の沿革である。
 1599(慶長4)豊臣秀吉が金堂を再建し、徳川氏も保護を加えた。平安末期には堂塔80余、僧房600を数えた。