かいきょう
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
契經
sūtra (S); sutta (P); mdoḥi sde (T) 修妬路・修多羅・素怛纜と音写する。
釈尊の説いた教えを述べた経典。経典。単に経ともいう。経文は人びとの素質に契〈かな〉い、理に合するから契という。sūtraとは「たていと」の意であり、真理をまとめて述べているので経と訳す。また経典の総称。
十二部経の一つ。経典のうちの散文の部分を指す。
仏は理にかなひ機にかなふ故総じて契経といふなり。〔人登道随〕