(⇔後得智)
根本智は、如理智、根本無分別智、正体智、真智などともいい、真如にかなってはからいをはなれ、ものの本質のありのままが平等で差別のないことを知る智である。 それに対し、後得智は、如量智、無分別後智、俗智などともいい、根本智によって平等の理をさとった上で、平等に即して現象界の差別のすがたを知る智である。