さんじゅうにそう
出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』
三十二相
三十二大人相とも言う。
インドで古来から偉大な人間が持っている32の身体的特徴を指していう。これから、釈尊にも同じ特徴があるとされる。
- 頭頂肉髻 頭の頂上が盛り上がっている
- 身毛右旋 身体の毛が右に巻いている
- 前額平正 額が平らである
- 眉間白毫 眉間に白毫がある
- 眼色紺碧 ひとみが紺碧である
- 具四十歯 歯が40本ある
- 平らな歯を持っている
- 歯に隙間がない
- 牙歯白浄 歯が白くきれいである
- 得最上味 最上の味覚を持っている
- 獅子頬車 あごの骨が獅子のようである
- 広長舌 舌が長くて細い
- 梵音声 音声が朗々としている
- 肩円満 肩が丸く豊かである
- 七処充満 両手両足両肩頭が隆起している
- 両腋満 両腋の肉が円満でくぼみがない
- 身金色 皮膚が細かく金色のようである
- 立手摩膝 立つと手が膝まで届く
- 身如獅子 獅子のごとく威風堂々としている
- 身分円満 身体が広長である
- 毛髪一本一本が右旋している
- 身毛上靡 身体の毛がすべて上に向いている
- 勢峯蔵密 男根が身体の内部に隠れている
- 腿が丸い
- 足跌瑞厚 足の甲が高い
- 手足柔軟 手足が柔軟である
- 手足網縵 手足の指に水かきがある
- 手指繊長 指が長い
- 足千福輪 足の裏に千福輪がある
- 足安平 足が平満である
- 足跟円長 足の踵が広長で豊満である
- 腨如鹿王 膝が鹿の王のように繊細で円満である