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さんぶつじょう

出典: フリー仏教百科事典『ウィキダルマ(WikiDharma)』

讃佛乘

 仏と成るための教えを、じかに直接に説くこと。

 我即自思惟、若但讃仏乗、衆生没在苦、不能信是法〔『法華経』方便品〕

 だれでも仏と成れる教え(仏乗)を讃歎して人を教化すること。仏乗とは、一切衆生がことごとく仏と成りうるという道を説く立場をいう。この立場に立って、仏教では種々の教えが説かれているが、究極においてはただ一仏乗のみがあると説くので、一乗ともいう。『華厳経』や『法華経』で説く円教がこれである。  また三乗中の菩薩乗を他の声聞・縁覚の二乗に対して仏乗という。菩薩乗は仏になる立場であるがゆえである。